どうすればミニマリストになれるの?
こんにちは! ミニマリストつかさです。
今回は、「ミニマリストとはどのような人なのか?」解説していきます。
「ミニマリスト」と一言聞いて、どんな人か想像つく人は少ないと思います。
「少ないモノで生活している人」、「合理主義者」、「貧乏人」などなど、様々な反応があると思います。
僕が初めて「ミニマリスト」という言葉を知ったのは、「ミニマリストしぶ」さんの動画でした。
初めは「モノが極端に少ない人」というイメージでしたが、知っていくうちに、奥深さにハマっていきました。
今回はミニマリストの僕が、ミニマリストとは、何者なのか?解説していきます。
・ミニマリストの定義を知りたい人
・ミニマリストの実態を知りたい人
ミニマリストとは?

「ミニマリスト」の語義
まずは、「ミニマリスト」という言葉の意味を調べてみましょう。
ミニマリスト
1 ミニマリズム、ミニマルアートの芸術家
デジタル大辞泉
2 最小限のことしかしない人。
最小限必要なものしか持たない人
ミニマリスト
「最小限」を主義とする人、という意味の語。
実用日本語表現辞典
一般的には、余計な者を一切持たずに、必要最低限どの持ち物だけ身の回りに置いて生活する人を指すことが多い。
ミニマリスト
最低限度の物だけを持って生活するライフスタイル
wikipedia
ミニマリストは一般的に、「必要最低限の持ち物で生活する人」というイメージが強いようです。
「ミニマリスト」の認識として大きくは間違っていないと思います。
しかしミニマリストは、ただ少ないモノで生活しているわけではありません。
ミニマリストは目的や理由があって、あえて少ないモノで生活をしているのです。
それにミニマリストさんの中でも、本当に”必要最低限”のモノで生活している人は少ないです。
趣味のモノや生活がラクになるアイテムなど、必要以上のモノを持っている方がほとんどです。
一般的に、「ミニマリスト」という言葉は、ミニマリストの極端な例をイメージさせ、
ミニマリズムの本質がみえない言葉として使われています。
ミニマリストの基準
どれくらいモノが少なければ、ミニマリストになれるのでしょうか?
具体的に何個の持ちもので生活すれば、ミニマリストになれるという基準はありません。
ただ、僕の感覚ではミニマリストを名乗っている人は、100~200個ほどの持ち物で生活している人が多い気がします。
ミニマリスト映画『365日のシンプルライフ』に、
「生活に必要なモノは100個。生活を楽しむためのモノは次の100個。」という言葉が出てきます。
基準ではありませんが、感覚的には100~200個が持ち物の相場だと思います。
僕はミニマリズムに対する考え方の中で、『より少ない生活/ジュショア・ベッカー』の考え方に一番共感しています。
それは、
「ミニマリストに基準はない。自分の目的に合うミニマリズムを創造すれば良い」
という考え方です。
僕もこの考えに賛成で、生活に”必要最低限”の基準は自分で決めて良いと思っています。
ミニマリストに明確な基準は存在せず、生活を改善する過程の中で各自が築きあげていくモノです。
つかさのミニマリズム
僕が考えるミニマリストの定義は、
「目的を持って、少ないモノで生活している人」です。
ミニマリストは不便な生活をするために、少ないモノで生活しているのではありません。
モノを持たないメリットを理解しているため、あえて少ないモノで生活しているのです。
僕はモノの数に関係なく、「目的を持って、少ないモノで生活している人」をミニマリストだと考えています。
ミニマリストの分類

ミニマリストの基準は人それぞれなので、ミニマリストの生活にも様々な形があります。
僕はミニマリストは目的とモノの少なさによって、4パターンに分類できると考えています。
マトリックス図にすると以下の通りです。

横軸はミニマリストになる目的で、ビジネスとゆとりある生活に分けられます。
右側はビジネスと書きましたが、全力で取り組んでいることであれば、なんでも構いません。
ミニマリストは、目的のための手段としてミニマリズムを取り入れる人と、
ゆとりある生活そのものが目的になっている人に分けられます。
縦軸はモノの少なさで、どれくらいモノが少ないか?で分けられます。
モノの少なさは、ミニマリズムの追求度の1つの基準になります。
ミニマリストの中にもかなりモノが少ない人もいれば、普通の人より少ないくらいの人もいます。
しかし、”モノは少なければ良いというわけではない”ので注意してください。
ミニマリストの分類について順番に解説していきます。
タイプ1(ビジネス×かなり少ない)
タイプ1はビジネス目的でミニマリストになり、かなりモノが少ない人です。
僕は一番初めに、スティーブ・ジョブズを思い浮かべました。
スティーブ・ジョブズは仕事に集中するために毎日同じ服を着ていました。
若い頃に住んでいた家にはマットレスしかなく、ビジネスのためにかなりミニマルな生活をしていました。
他にも、マーク・ザッカーバーグやビル・ゲイツがタイプ1に当てはまります。
タイプ1の特徴としては、仕事も私生活もシビアな、経営者の方が多いです。
タイプ2(ゆとりある生活×かなり少ない)
タイプ2はゆとりある生活が目的でミニマリストになり、かなりモノが少ない人です。
4つのタイプの中では一番珍しいタイプだと思います。
この本の著者がタイプ2に近いと思いました。
著者の大原扁理さんは、週休5日、年収90万円で生活しています。
ほとんど引きこもり状態で、かなり質素な生活です。
ゆとりある生活のために、仕事やお金のかかる娯楽を最小限にしています。
他にも、佐々木典士さんもタイプ2に近いと思いました。
タイプ2の特徴としては、欲がなく、とにかく落ち着いた生活を望む人、
ミニマリズムを洗練した仙人のような方が多いです。
タイプ3(ビジネス×普通に少ない)
タイプ3はビジネス目的でミニマリストになり、モノが普通に少ない人です。
ミニマリストの大半はタイプ3に属すると思います。
僕もタイプ3です。
きっかけこそ違いましたが、今は勉強やブログに集中するためにミニマリズムを利用しています。
タイプ3は生活にかける時間が少ないため、ミニマリストの中ではモノが多くなりやすいです。
タイプ3の特徴としては、合理的な考えをする人が多く、筋トレや投資をされている方が多いです。
タイプ4(ゆとりある生活×普通に少ない)
タイプ4はゆとりある生活を目指してミニマリストになり、普通にモノが少ない人です。
ゆるミニマリストと言われる方をイメージするとわかりやすいかと思います。
その他にも主婦ミニマリストの方やシンプルライフを目指す方に多いタイプです。
タイプ4の特徴としては、「少ない」よりも「すっきり、落ち着いた、丁寧な」生活を好む傾向があります。
家事や仕事で忙しいのは、多くの人の悩みだと思うので、一番目指しやすいミニマリストだと思います。
まとめ

ここまで、ミニマリストの意味と基準、分類について解説してきました。
いかがでしたか?
「目的を持って、少ないモノで生活している人」というミニマリストの定義は、
僕が考えるミニマリストの定義です。
少ないモノで生活されている方はたくさんいますが、全く同じ生活をしている人はいません。
それでもミニマリストに共通しているのは、目的を持って、少ないモノで生活していることです。
自然と少ないモノで生活していたという方も稀にいますが、その方も生活の合理化(掃除が面倒、丁寧な暮らし)など目的があって、少ないモノで生活しているはずです。
ミニマリズムは競争ではありません。
「目的を持って、少ないモノで生活している人」は胸を張ってミニマリストを名乗っていいと思います。
モノが少ない生活は、あなたの生活を改善してくれます。
これからミニマリストになりたい方は、どんな目的でミニマリストになるのか?考えてみましょう。
そして目的に応じてモノを減らし始めることがミニマリストへの第1歩です。
一緒により少なく、より良い暮らしを目指しましょう!